29話 本屋行くと大便したくなるこの性格どうにかしたい。

フランクは言いました。

「正直は、最高の防御であり攻撃だ」

 

妹は言いました。

「私のチョコレート食べたの誰」

 

私は正直に言いました。

「僕です」

 

それは防御でも攻撃でもなく、自滅でした。

 

 

 

この前、ジョーカー見てきた。

かの有名なトッド・フィリップス監督。

誰ですか。

 

そんな映画知らないよーて人のために軽くストーリー説明。

公式ホームページによると、

 

「いつも言われてきた。どんな時も笑顔でと。俺には使命があるらしい。人々を楽しませることだ。だが、世の中は、、、」

 

って感じです。

心優しいアーサーっていう主人公がいまして、彼の夢はコメディアン。ピエロの大道芸をして生計を立て、病弱なお母さんと暮らしてる。

でもそんな彼に対して、世界は優しくない。

彼の笑顔はやがて悪へと進んでいくのです。

 

いや、見てきたんだけど、ほんとに怖かった。

ホラーの怖さじゃなくて、人間としての怖さ。

ネタばれはしたくないので、

今日は少し違った視点でこの映画について語っていこうと思います。

 

今回注目したのは、映画の広告。

 

みんなも薄々気づいてると思うけど、

映画の広告と言えば、「大ヒット上映中!」

どの映画をとっても”大ヒット上映中!”

果たして世の中に”大ヒット上映中!”と謳わなかった映画があるだろうか。

そもそも、どこからが大ヒットで、どこからが中ヒットで、どこからが小笑いなのか。

採点方法は爆笑レッドカーペットと同じなのか。

疑問は山積みです。

 

言葉って不思議なもので、たくさん使うとその効果が薄れてくる。

いやごめん、この発言適当です。

でも、そんな感じしない?

100万回の「I Love You」も、後半はほとんど効果ないと思う。

1000回超えたあたりで、もう大丈夫ですってなると思う。

1万回超えたあたりで、逆効果になると思う。

 

これと同様に、映画の大ヒット上映中もそろそろ効果がなくなってきてる。

そこに目を付けたのが、今回見た「ジョーカー」

 

ポスターに、「ノミネート賞は確実だ!」

 

って書いてありました。

新しい切り口です。しかもけっこうな強気。

これは革新だと思った。言葉の新鮮味がある。

 

 

戦略的な面からみると、

これはノミネート賞決める審査員に対する心理的アプローチだなって。

審査員さん、決める前に宣言されちゃって困ってると思う。

これで違う作品選んだら、空気読まない人になる危険性ある。

 

鑑賞者の興味をそそり、審査員に対しても圧をかけてる。

素晴らしい広報戦略だと思います。

 

最後に見る人へ。

これ、昼間じゃなくて夜見たほうがいいと思う。

昼みると一日ドーンってなりそう。