14話 席めちゃ空いてるのに、わざわざ隣に座ってくる人の心理とは。
なぜ、お母さんは怖いのに、おばあちゃんは優しいのか。
この謎については、紀元前から度々議論されてるけど、
いまだに確たる証拠がつかめてない。
ばーちゃんに怒られたことなんだろって考えたら、
小学生の時、冷凍庫にある氷をレンジでチンしようとしたら、
「やめときなさい」って言われたことくらいしか思い出せない。
母さんには、妹と喧嘩するたびにボコされてた。
オッス!おらリョウスケ。
海賊王を目指して22年、今のところ何の成果も得られてないってばよ!
今回は、シェアハウス。
これ、旅行前の一番の不安要素だった。
英語喋れないせいで、仲悪くなったらどうしよう。
不愛想な人で全然打ち解けられなかったらどうしよう。
ハウス内で人狼したとき、英語が話せないことが原因で毎回一夜目に殺されたらどうしよう。
全く知らない、国籍も文化も違う人と1ヵ月同じ空間で過ごすってやばくない?
YouTubeを、Wi-Fiの繋がってない空間で見続けちゃっうくらいやばい。
布団の上でゴロゴロしながら見てて、
ふと画面の左上に視線を移したら「4G」でしたみたいな
ギガを犠牲にしてまで見る価値のある動画じゃなかったよって。
二人部屋だったんだけど、偶然相方もその日に入居。
でも、俺が早く着きすぎちゃって相方まだ来てなかった。
部屋入った瞬間疲れがどっときて爆睡。
んで起きたら相方いた。笑
びっくりして、とりあえずベットの上で正座。
日本人ですよーていうアピール。
ここで、相方について語ります。
中国人で名前はcalude。(カタカナの発音むずいからこの表記でいくね)
メルボルン大学に通う優秀な学生。
本当に本当に相方がcaludeでよかったって思う。
最初の自己紹介から相手が何言ってるのかわからなくて、何度も何度も聞き返した。
普通の人だったらキレるくらい。
でも、まじで理解できなくて、英語が聞き取れなくて。
caludeは、ゆっくり発音したり他の言い回しをしてくれたり、コミュニケーションとるために努力してくれてた。
正直、最初の1週間はちょっと辛かった。
ハウス内に日本人もいたから、日本語話して安心してた。
お世話になった皆さん、支えていただきありがとうございました!
でも、なんかだんだん相手が言ってることわかるようになってきて、会話が続くようになってきて、
あ、楽しいって思えるようになったのが2週間目くらい。
もちろん完璧には程遠いけど、 かろうじて聞き取れる単語と相手の表情とその場の環境から、相手が何言ってるのか推測して会話できるようになった。
こっから俺のオーストラリアライフが始まったといっても過言ではない。
もう最高だった。
caludeに近場の観光スポット連れてってもらったり、一緒に飯作ったり、筋トレしたり…
あと、もう一人紹介したい人いる。
デイビット。
最初は、1階の共同スペースにずっといて大きな声で喋ってて、うるさいから関わらないようにしよーって思ってた。
でも、デイビットがめちゃ話しかけてきて、気が付いたら仲良しになってた。笑
彼女はいるのかとか、お前は日本でモテるのかとか。
もうめんどくさくなって、日本で一番モテるよって返答しといた。
デイビットは日本語にすごく関心があって、いろんな日本語教えたんだけど、
どうしても「おっぱい」って単語言わせたくて、騙そうと頑張った。
わくわくしすぎて、それが顔に出ちゃったからデイビットにばれて失敗した。
悔しいから、冬に日本来たとき、東京駅の中心で言わせよう。
他にも、たくさんの人に支えられた。
料理に手こずってたら教えてくれたり、
自分史上最強にまずい唐揚げ作っちゃって、それを皆にもおすそ分けしたら、
ryosuke! good!!って言ってくれたり。
優しすぎや。
でも、外国人って感情表現がすごいなって思う。
言葉ではgoodって言ってても、顔が全然goodじゃなかった。
ムンクの叫びみたいな顔してた。
他にも、sorryの発音練習にひたすら付き合ってくれたり、英語で書いた日記を添削してくれたり。
言いたいこと多すぎて、長くなっちゃってごめんなさい。
まだまだ足りないくらいです。
また、この長編のまとめでシェアハウス触れます!
あと、あれだ。
今日は、題名と本文の内容が一ミリも被ってねーや。
次は、語学学校でできた友達について。
次回、「間違えてビザじゃなくてビザの領収書を持ってきちゃった。」